夏になると、呼吸が浅くなっていると感じることがあります。暑さで体が緊張しているのか、冷房の効いた部屋と外の気温差で体が疲れているのか。理由はいろいろありますが、呼吸を少し意識するだけで、体の感覚が変わることがあります。今回は、夏に向いた呼吸法をいくつかご紹介します。
なぜ夏は呼吸が浅くなりやすいのか ¶
暑い環境では、体は体温を調整するために多くのエネルギーを使います。その結果、呼吸が速く浅くなりやすい状態になります。また、冷房の効いた室内と屋外の温度差が大きい日本の夏は、自律神経に負担がかかりやすい季節でもあります。呼吸を意識的にゆっくりにすることで、この緊張を少し和らげることができます。
朝に向いた呼吸法:腹式呼吸 ¶
朝起きたとき、まだ布団の中で試せる呼吸法です。鼻からゆっくり4秒かけて息を吸い、お腹が膨らむのを感じます。そのまま4秒止めて、口からゆっくり6秒かけて吐きます。これを5回繰り返すだけです。起き上がる前にやると、体が少しずつ目覚めていく感覚があります。特別な姿勢は必要ありません。
暑い日の昼間に使える:冷却呼吸(シータリー) ¶
ヨガの伝統的な呼吸法のひとつで、体を冷やす効果があると言われています。舌を丸めて(できない場合は歯の間から)、口から息を吸います。口を閉じて、鼻からゆっくり吐きます。これを5-10回繰り返します。屋外での作業の合間や、昼食後に試してみてください。即効性はありませんが、少し落ち着く感覚があります。
夜の寝つきを助ける:4-7-8呼吸 ¶
就寝前に試してほしい呼吸法です。鼻から4秒吸い、7秒止めて、口から8秒かけて吐きます。最初は7秒止めるのが難しく感じるかもしれません。無理せず、4-4-6くらいから始めても構いません。大切なのは、吐く時間を吸う時間より長くすることです。副交感神経が優位になりやすくなります。
続けるためのコツ ¶
呼吸法は、毎日完璧にやる必要はありません。朝の1回、寝る前の1回、それだけでも十分です。続けることが難しいと感じたら、回数を減らしてください。3回でも、2回でも、やらないよりはいいです。Emera Shore Plain の朝の呼吸法ガイド(PDF)には、4種類の呼吸パターンを図解でまとめています。よかったら参考にしてみてください。
呼吸は、いつでもどこでもできる、自分の体への小さな働きかけです。夏の間、少しだけ意識してみてください。何か変化を感じたら、お知らせいただけると嬉しいです。